二所ノ関親方でも話題の相撲を土俵際から読む
相撲は、力士がただ押し合うだけの競技ではありません。立ち合い、足の運び、まわしの取り方、土俵際の残し方で勝負が大きく変わります。二所ノ関親方のような親方の存在にも関心が集まる今、相撲を少し深く見ると、一番ごとの面白さがぐっと増します。
目次
- 立ち合いで勝負の流れが決まる理由
- 押し相撲と四つ相撲の見分け方
- 土俵際で起きる逆転の見どころ
1. 立ち合いで勝負の流れが決まる理由
相撲の始まりは「立ち合い」です。両手を土俵につき、呼吸を合わせてぶつかります。ここで大事なのは、強く当たることだけではありません。
たとえば、頭から低く当たる力士は、相手の体を起こそうとします。体が起きると、足に力が入りにくくなります。反対に、胸で受ける力士は、相手の勢いを止めてから自分の形に持ちこもうとします。
見るときは、次の2つに注目すると分かりやすいです。
- 最初の一歩が前に出ているか
- 相手の上体を起こせているか
たった一瞬ですが、ここで有利になると、その後の押しや投げが出しやすくなります。相撲の短い勝負には、最初から細かな工夫が詰まっています。
2. 押し相撲と四つ相撲の見分け方
相撲には、大きく分けて「押し相撲」と「四つ相撲」があります。押し相撲は、手や腕で相手を土俵の外へ出す取り方です。突き押しが得意な力士は、相手にまわしを取らせないように動きます。
四つ相撲は、まわしを取って組み合う取り方です。右手を差す、左上手を取るなど、手の位置で有利不利が変わります。まわしをしっかり取ると、相手を引きつけたり、投げを打ったりできます。
小学生でも見分けやすい目安は、ここです。
- 手で押し続けるなら押し相撲
- まわしを取って止まるなら四つ相撲
ただし、実際の取組では途中で形が変わります。押していた力士がまわしを取り、そこから寄ることもあります。最初に何を狙い、途中でどう変えたかを見ると、勝った理由が見えてきます。
3. 土俵際で起きる逆転の見どころ
相撲で一番どきどきする場面の一つが、土俵際です。もう負けそうに見える力士が、体をひねって残すことがあります。ここで出る技には、突き落とし、すくい投げ、うっちゃりなどがあります。
土俵際では、足の位置がとても大切です。かかとが俵にかかっていても、足の裏が土俵についていれば、まだ勝負は続きます。体が外に出そうでも、相手の手や足が先につけば逆転になります。
見るときは、次の順番で追うと分かりやすいです。
- どちらの足が先に外へ出そうか
- どちらの手が先に土俵につきそうか
- 体をひねる余裕があるか
相撲は数秒で終わることもあります。でも、その数秒の中に、力、技、判断が入っています。立ち合い、型、土俵際を意識すると、一番の中で何が起きたのかを自分の目で読み取れるようになります。次に相撲を見るときは、勝ち負けだけでなく、力士がどの形を作ろうとしていたかにも注目してみてください。


